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ジャイロトニックTherapeutic Application 【脊椎側弯症】コースを受けてきました! [側弯症ケア]

すっかり報告が遅れましたが、先月スタッフのシュリちゃんと共にジャイロトニックTherapeutic Application コースを東京で受けてきました。

腰や股関節にトラブルを持っている方、脊椎側彎症の方に対してジャイロトニックでどのようにアプローチするかという、ドイツのPTであるUwe Herbstreitによる貴重なコース。

シュリちゃんは前半の【骨盤帯】のコースから受けており、私は後半の【脊椎側弯症】のコースから参加しました。

【脊椎側弯症】コース、、大変濃い内容で素晴らしく充実した三日間でした。
内容は説明しきれないので省きますが、三日間で自分の身体の変化が凄かったです。
私は元々腰椎の可動域が大きく、現役でバレエをしていた頃は、胸椎が硬く、腰椎でぐにゃっと反ってしまう癖がありました。今までのジャイロキネシス&トニック経験でかなり改善はされていましたが、今回のコース後、胸椎の可動域が驚くほどぐっと広がり、体幹の安定具合も半端なく、また反る場合に腰椎からではなく、胸椎が一つ一つ動き始める感じが、今までに経験したことのないほど気持ちよく感じられました!!

Soulaに来られているクライアント様には側弯症でお悩みの方が結構多いので今回のコースを受けたのですが、このコースで学んだ内容は側彎症の方に限らず、すべての方に有効なアプローチですので、これからどんどん取り入れていきたいと思います!!

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それから、今回のコース中にパートナーを組ませていただいた、日本オランダ徒手療法協会代表理事の土屋潤二さんが書かれたコースについての記事が素晴らしいので以下に紹介させていただきます。
リハビリ医療の現場、スポーツの現場、介護の現場の方々に知っていただきたいジャイロトニックの効果が的確に書かれています。



土屋潤二さんの記事より 

〜ジャイロトニックの可能性に触れた6日間コース〜


股関節や腰椎周辺の痛みや不調を訴える/脊椎側弯症を持つ…患者や選手に対して、【ジャイロトニック】ではどうアプローチするか?
今回2つのテーマ「Pelvic Girdle(骨盤帯周辺)」と「Scoliosis(脊椎側弯症)」について、セラピュティックアプリケーションコース(3日間×2=計6日間)に参加してきた。

〜〜〜

上肢帯と下肢帯、それにその間に挟まれた背骨…をどのようにして動的にしっかりと固定しながら、ダイナミックな運動を実現するか?

多くのアプローチ方法が、最後の運動能力を改善したり、動作パフォーマンスを上げていくことに今一歩という中では、このジャイロトニックは実に、実によく考えられている。

「運動連鎖」や「機能解剖」「生体力学」「運動学」「病理学」「神経生理学」「リハビリ/スポーツコーチング」「生理学」「生化学」…とあらゆる人体に関わる知識を統合して、“うごき”を改善することを目指しているジャイロトニック。
ジャイロは、身体が硬い人にとっては静的なものはもちろん、動的な柔軟性を改善し、柔らかすぎる人やアンバランスに発達してしまった人に対しても、しっかりと支持できるカラダにしながらも、滑らかな動きを実現するために、関節毎に繊細な動きを磨くことが出来る。

〜〜〜

神経促通法としてのPNFテクニックがそれにあたるのであろうが、施術者の技量に左右される。また、背骨など一つの関節が10度も動かない場合、しっかりと収縮するベクトル方向や他の拮抗筋や連動を実現する関連筋グループを動作の目的に合わせて調和された収縮を実現させることは、まさに神業の域にならないと狙った可動域をいっぱいに使った滑らかな動作はできないであろう。

さらに基本的に、呼吸の際に収縮する横隔膜により腰椎を伸ばし、同時に骨盤底筋と腸腰筋を、一方上肢では肩甲骨を固定することで体幹部を固定。

これまでの「腹横筋ー多裂筋収縮」一辺倒の日本のコアブームでは、ピラティスなど本格的にトレーニングしたにも関わらず効果がなかった方達への説明が上手くできていなかった。それに対して、フランクリンメソッドやジャイロトニックは、これにより、ある一定の答えを示した感がある。

〜〜〜

今回、ドイツから来日されたUWE HERBSTREIT(ウベ・ハーブストレイ)先生は、ドイツのPTであるからに、経験的に練り上げられたように思えたジャイロトニックに、体系的な一様な理論を混ぜて指導してくださり、これはまさに…

 ・実は日本の医療現場で一番弱い “リハビリの現場”
 ・間違った動作がまかりとおっている “スポーツの現場”
 ・運動負荷をコントロールしにくく転倒などのリスクを回避したい “介護の現場”
 ・保険診療だけでは経営が難しく、オプションとして自由診療を取り入れたい “接骨院/鍼灸院”

…向きだと確信した。

ただし、非常に残念ながら、「偏見の多い/新しいものを否定・排除する」傾向にある、われわれ日本人の性格特徴によって、ジャイロトニックの入り口として、最初のイメージが

 ・ダンサー向け
 ・女性がするもの
 ・リハビリには応用できそうもない
 ・スポーツのトレーニングとはほど遠いものである

…などあまり良くないことは否定できない。

わたし個人でも、また、ホンモノを追求する「オランダ徒手療法」でも今後、このジャイロトニックを先駆けて紹介していきたい。


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